YouはSHOCK!!

今日は珍しく土曜出勤の日だったので、仕事帰りに『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』を観に行きました。


聖帝サウザー編が、この映画のメインシナリオですが、原作とは若干異なる展開になっておりました。
例えば、サウザー編の時点では死んでいるはずの、バットの育ての親が生きていたり(映画終了時点でも生き残った)、我らがジャギ様の存在が黒歴史になっていたり……。
一番の変更点は、サウザーを悪役に据えたために、修行時代のサウザーと師オウガイのエピソードが語られず、サウザー最期のシーンが原作とは異なる展開になっておりました。


俳優レベルでは、想像以上に阿部寛氏や柴崎コウ氏の演技が良かったです(宇梶剛士氏は、慣れてくれば、よりラオウっぽくなるかも)。
特に阿部寛氏は、怪鳥音の演技が良かったですね(「アタ〜!!」の、〜部分の余韻が、素晴らしい)。
映像については、ケンシロウはかなりブルース・リーっぽい動きをしていたのが、少し気になったところ(悪い意味ではないです)。
作画については、若干のムラはありましたが、『Ζガンダム』ほど、酷いレベルではなかったので、まだ許容範囲でした。


この映画の見どころは、サウザーに捕らえられたシュウの魂の慟哭と同時にケンシロウが目覚め、サウザーの元へ向かうシーンです。
惜しむべきは、そのシーンのBGM(つうか、挿入歌)を、もう少し聴きたかったという位でした。


若干のストーリー変更なども御座いますが、中々楽しめる映画でした。
原作を知らない方が、原作との矛盾に気付かない分、より楽しめるかと思いますよ。